2008年7月 4日

SFっぽい本2冊

[ ]

最近、SFに関連したテーマだけど、明らかにSFじゃない本を2冊よみましたのでご紹介。

七回死んだ男 (講談社文庫)

七回死んだ男(西澤保彦)

主人公の大庭久太郎は、ときどき「時間の反復落とし穴」に陥る特異体質。いったん「反復落とし穴」にはまると、同じ日が9回くりかえされ、そして最後の一日が「決定版」になります。ここまでがSF的設定。

そしてある新年。反復落とし穴の中で、大庭久太郎の祖父が殺されます。久太郎は、祖父の死を回避するために、反復される時間のなかで孤軍奮闘...。というのが骨格。

著者自身があとがきで書いているように、SFの道具立てはつかっているけど、これは断じてSFじゃありません。バリバリの、オーソドックスといってもいいような本格ミステリです。

西澤保彦の本ははじめてよみましたが、こういうのが多いらしいです。もうちょい読んでみよう。

タイム屋文庫

タイム屋文庫(朝倉かすみ)

なくなった祖母の家で、初恋の相手をまつために、彼が好きだったタイムトラベルがテーマのSFのみを集めた貸し本屋をはじめる柊子のものがたり

って甘いにもほどがあるだろうこのやろうという設定ですが、中身は甘さ控えめです。おとぎばなしのような設定なのに、しっかり地に足がついた「リアル」な枠組みをもっていて、バランスがよいんだよなあ。ぜんぜん説明になってませんね、すみません。

そうそう、この本、装丁がたいへんよいです。写真でもかわいいでしょう。帯はないほうがよりよいので、店頭でみかけたらこっそり帯をはずして眺めてみてください。

投稿者 こじま : 2008年7月 4日 12:50 | このエントリーを含むはてなブックマーク

トラックバック

トラックバックURL: http://www.skoji.jp/mtbin/mt-tb.cgi/1083

コメント

コメントしてください



(メールアドレスは表示されません)


保存しますか?

(書式を変更するような一部のHTMLタグを使うことができます)