2008年9月24日
夏休みに考えたソフトウェアエンジニアに大事なこと
もう秋になっちゃったアロハも着れなくなっちゃった(©クレージーケンバンド)のに、いまさら夏休みをとっています。夏休みは完全になんの予定もなし。これも気楽でいいぜ。
こういう時間は貴重なので、いろいろやろう、というよりは、いろいろ考えるのに使おうと思っています。
わたしは一応ソフトウェアエンジニア(というかプログラマ)として飯を食っていて、年齢的にも中堅なのでチームのマネージメントみたいなこともやっていて、でもオレの売りはなんだろうってのがここ数年わかんなくて足踏みしつついろんな本を読んでますますわかんなくなっていました。ここ2ヶ月ほど、仕事の合間にぐじゃぐじゃ考えていたことを、午前中にあたまの中で整理しなおしたらなんだか何かが見えてきました。
まとめてみると当たり前過ぎるんですが、結論は
- はやりものに惑わされない
- 自分が「技術者」であることを自覚する
- 「技術」の対象を把握し、その本質を理解することに力を入れる
です。
たとえば最近は、開発プロセスの方法論が流行です。どのような手順、決まり事で、ソフトウェアという製品を作っていくのか、ということです。
これ確かにかなり大事なことですが、でも、ずっと座っている仕事では椅子が大事、というのと同じ質の大事さだと思うんです。
大事だから確かな知識をもって、きちんと選ばないといけないけれども、椅子を選ぶために椅子の勉強に没頭したり、椅子づくりの工房を訪ねて遠くまで旅したり、あげくの果てに理想の椅子を作り始めたりすると、それは本末転倒だと思うのです。それは椅子をつくりだすひとの仕事で、使ってなにかほかのことを成し遂げるひとの仕事ではありません。
もし、椅子職人方面の追求が楽しくてかつ充実していているのなら、ソフトウェア技術者としては本末転倒だろうがなんだろうが、そっちに邁進するのもよいでしょう。だって充実してるんだから。
しかし、たとえば「よいソフトウェアを作る」という目的を達成するために、必要だからしょうがないからそっちに力をそそぐ、というのは人生の資源を無駄にしていると思うのです。
あ、これ別館に書くべきことだったか。まだ考えがまとまっていないところもあるので、続きを別館に書くかもしれません。
9月いっぱい夏休み中はもう一度くらい、こんな感じで思ったことをかき散らすかもしれませんよ。心してください。
投稿者 こじま : 11:59
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2005年12月 6日
間違いを指摘してもらう手段
愛読しているSatoshi NakajimaさんのブログLite is Beautifulに、「大人になると誰も間違いを指摘してくれなくなる」というエントリがありました。
この件でつくづく思い知ったのは、「大人になると誰も間違いを指摘してくれなくなる」という悲しい事実である。
誰のどんな間違いだったのかについてはエントリを参照してください。確かに大人になると、自信満々で間違ったことをいうひとがいたときは(余程親しい間柄でなければ)まずその間違いを指摘しませんよね。
その時にも思ったのだが、「間違いを指摘してもらえる大人」にならなければいけないとつくづく思う。
間違いを指摘してもらえる大人になりたいと私も思います(Nakajimaさんよりも随分低いレベルでの話かもしれませんが)。しかしそのためには何に気をつければいいのでしょうか。
さらに続けて、Nakajimaさんは次のようにいっています。
このブログでも、しょっちゅう誤字・脱字を繰り返している私だが、それを指摘してくれる人には本当に感謝しなければいけない。
ブログや掲示板に誤ったことを書くと、見ず知らずのひとにそれを指摘されることは珍しくありません。その分野の知識があるひとに読まれていれば、指摘されないほうが珍しいです。このへんは生身での会話とはちょっと違いますね。
そう考えると、新たに学ぶことについては、誤ったまま定着させない・誤りを指摘してもらうために、こんな手が使えるかも知れません。
- 学びつつあることをブログに書いていく
- それをその分野のひとの目につくように工夫する
すでに(間違えて)憶えてしまったことには適用できませんし、2.は言うほど簡単なことではありません。が読者の目を意識しながら勉強したことを復習していくというのは、なにかを独学で学ぶために有効な方法でしょう。たとえ実際には読者がいなくて誤りが指摘されないとしても、読者がいるつもりで書くということが、自分の理解の確認になりますから。
というわけでソフトウェアエンジニアの端くれとして、近々「ソフトウェアについて学んだこと、遊んだこと」に話題を限定したブログをあらたにはじめたいと思います。別のブログにするのは、パンや買い物の話題とはあまりにかけ離れてるのが理由です。もちろんこっちはこっちで続けていきますよ。
実はNakajimaさんのこの記事を読んで急に思いついたわけではなく、別途そういうブログをはじめようとちょうど考えて準備していたところだったのです。
ここで宣言してしまったので、近々はじめますよ(自分に言い聞かせちゅう)。
投稿者 こじま : 21:04
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2005年8月 1日
RSSのわかりやすい説明試み
RSSが普及していない原因はわかりやすい説明が少ないのも一因かと思い、わかりやすい説明を試みてみますよ。
対象読者は、ブログを日常的に書いているなどブログについて理解している人を想定します。
RSSとは
ブログやニュースサイトなどのWebサイトが更新を知らせる目的のモノです。WebサイトがRSSを用意している場合、一般に「RSSを配信している」といいます。
モノの場所は、ホームページのアドレスと同じ形式(URL)で指定できます。たとえばこのブログのRSSの場所は、
http://www.skoji.jp/movabletype/index.rdf
です。
RSSでできること
RSSの場所だけわかってもRSSの配信を「読める」ツールがなければなにもいいことはありません。Web上においてある音楽ファイルの場所がわかっても、再生できるソフトウェアがなければ嬉しくないのと似ています。
では、配信されたRSSを「読める」ツールには何ができるのでしょうか。
RSSは「Webサイトの更新を知る」のが目的のモノです。
普通Webサイトの更新を知るためにはどうするでしょうか。時々たずねていって、以前と違いがあるかどうかを確認しますよね。
RSSリーダによって、この手間を省くことができます。
あなたの手元にRSSリーダという得体の知れないものがあるとしましょう。それがどんなものであれ、RSSを登録する機能があるはずです。たとえば、そこにhttp://www.skoji.jp/movabletype/index.rdfを登録したとしましょう。これはこのブログのRSSの場所を示すものです。
そうすればあなたはそのRSSリーダだけ見ていれば、このブログが更新されたときにそれを知ることができます。
RSSリーダを見なければこのブログの更新がわからないんだったら、このブログを直接見にきても同じじゃないか。と思われるかもしれません。そのとおりです。
でも、そのRSSリーダに登録されているRSSの数が10個だったらどうでしょう。
RSSリーダがなければ、あなたは10個のブログをめぐって、更新されているかどうかを確認しなければいけません。
しかしRSSリーダがあれば、あなたは一度RSSリーダを開くだけで10個のブログのうちどれが更新されたのか、たちどころにわかるのです。見習い詐欺師っぽい発言ですが、本当ですよ。これが10個じゃなくて100個だったら、とっても楽ができますよね。
そしてさらにRSSには「更新されたよ」って情報が入っているだけじゃありません。いつ更新されたか、その更新のタイトルが何か、というのがわかります。
たとえばこのエントリは[2005-08-01 22:35:54]に更新された、[RSSのわかりやすい説明試み]というタイトルの記事である、という情報がRSSに入っていますからRSSリーダは、タイトルと日時を表示できるのです。
RSSにできないこと
このブログでもniftyのココログでもエキサイトブログでも、新しくコメントが書かれたということをRSS経由で知ることはできません。コメントがかかれたかどうかについては、いままでどおりそのサイトを訪問しなくてはわかりません。
しかしこれはRSS自体の限界ではありません。このブログで使っているMovableTypeやココログやエキサイトブログは、「コメントが書かれたことはWebサイト自体の更新ではない」という思想のもとにRSS配信部分が作られているだけです。世の中にはコメントの更新情報をRSSで配信できるブログ(のようなもの)も存在します。
つまり、RSSにどんな更新情報を入れるかは、RSSを配信するシステムの設計しだいなのです。
RSSには、ブログでのコメントが入っているものも入っていないものにあります。エントリそのものについても、更新された日時とタイトルだけがRSSに入っている場合もあれば、エントリの内容が全てRSSに入って言る場合もあります。
配信されていない情報はRSSリーダ側ではどうにもなりません。コメントがRSSで配信されてにあければ、RSSリーダ側ではコメントが更新されたことを知る方法がないのです。
なお一般的にブログでは
- コメントはRSSに入ってない
- エントリの内容はRSSに入っている
ことが多いように思います。
じゃあお薦めのRSSリーダは?
これがまだなかなかありません。
BloglinesのようにWebサイトで使えるRSSリーダはなかなかいいと思うのですが、デフォルトが英語でちょっと敷居が高いかもしれません。
エキサイトブログなど、ブログサービスが提供しているRSSリーダはとっつきやすいのではないかと思います。
最近できたばかりのFeedbringerは日本製。私自身もまだほとんど見てませんが、よさそうです。ちゃんとした日本語のチュートリアルもありますよ。
投稿者 こじま : 22:35
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RSSの知名度
ブログが流行しています。いまさら何をいっているんだわたしは。
わたしはよく訪ねるブログのRSS feedをBlogLinesに登録して、更新されたのがわかったら訪問しています。無料のブログサービスでも、RSSを登録できるツールを提供しているところは多いように思います。
ブログをマメに読み書きしている人たちの多くは、こういうツールを使ってひとのブログ記事にすばやくコメントしたりしているのではないでしょうか。そしてその大多数は、コンピュータを専門としているわけでもなく、コンピュータのマニアでもない、コンピュータについてはごく一般的な知識を持っているひとでしょう。だから、世の中ではRSSってものはそれなりに認知されてると思っていました。
まとめると「世の中こんなにブログはやってるんだからRSSも認知されてるだろ」と。
ネタフルの記事経由で知ったのですが、Yahoo! トピックスに「あなたはふだんからRSSを活用していますか?」というアンケートがありました。
衝撃の結果はこちら。大げさか。
計56828票
よく使っている 2% 1643 票
たまに使っている 3% 1785 票
使ったことがない 7% 4299 票
使うのをやめた 1% 1048 票
そもそもRSSを知らない 84% 48053 票
知らない人のほうが多いだろうとは思ってましたが、ここまで圧倒的に違うとは。でもネタフルでは
大方の予想通り(?)「そもそもRSSを知らない」が圧倒的大多数です。
だそうで。わたしは認知度は少なくとも25%くらいはあるんじゃないかと思っていたのですが。RSSについては調査会社とかの調査結果がどこかに落ちていると思うので、後でそういうのも収集して追記してみますよ。
ここを訪れている方々はみなさんRSS使ってますか?
投稿者 こじま : 08:38
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2005年7月21日
podcastってなんだ?
最近webまわりの流行りな技術になかなかついていけません。Web2.0なんてキーワードもあるようですがいまいちわかっていない。
というかそれどころか、podcastみたいなポピュラーなものだって、よく聞くけどなんだかわからない、って状態で過ごしてました。そしたらいつのまにかiTunesで公式にサポートされてる!
公式にサポート? なんか規格とかになってるのか?
であわてて調べてみました。いちおう技術屋だし。
以下調べた結果。
技術的には非常に単純です。
- web上に音声ファイルを配置
- RSSでそのリンクを配信
これだけ。
音声データを新聞のように配布するイメージですが、音声なので放送(broadcast)っぽくもあります。ストリームのデータじゃないから、iPodに入れるのも簡単です。ということで、iPod+broadcastを組み合わせた造語の"podcast"と命名されたようです。
iTunes4.9で「対応した」というのは、このようなRSSを登録すると更新された音声データを適切に拾ってくる機能がついたということです。要はRSSで配信される音声データの購読機能ですね。
RSS2.0のenclosure要素にマルチメディアファイルが関連付けられることを利用しているだけで、"podcasting"そのものに対応する規格があるわけじゃありません。
RSSとWebというインフラだけでカジュアルにこんなことができて、しかもすぐはやって購読のツールがあっという間に揃うというのは4,5年前だったらとても考えられないスピードですね。じじいになった気分です。
ということがわかったところで、まずは手近なところから。日々購読しているDaily Portal ZのデイリーポータルZラジオをiTunesに登録してみましたよ。
投稿者 こじま : 00:40
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